前回の初手術での子宮頚ガンは検査の結果、緊急性はないとのことで経過観察。
いよいよ乳がん治療に専念することになりました。
乳がんと言ってもサイズや発生場所だけでなく、いろんなタイプがあるそうで。それによって使う薬が変わります。
私の場合、3cm強の大きさでステージ2b。女性ホルモンをエサにするタイプの小葉癌でリンパ節転移があるので、化学療法と手術全摘は両方必須。
どちらが先でもいいけど、コロナで健診控えていた人が多く、今年は患者さんがめっちゃ多くて手術が先になってしまうので、先に化学療法をすることに。
(初めての抗がん剤治療の日。髪をバッサリ切って挑みました。)
前にも書いたけれど、乳腺外科のドクターはコミュニケーション力が乏しく、患者の気持ちを汲み取って言葉を選ぶということが苦手なようで、目も合わせず必要な業務連絡だけ早口で伝えるといったタイプの方で…( ̄▽ ̄;)
化学療法の抗がん剤の説明とスケジュールを伝え、後は薬の副作用についての冊子を読んでね、まぁ、やっていけばだんだんわかるから〜、みたいな感じで外来治療室に送り出され…
ひどすぎる(T-T)
私は生まれてこの方、薬にほとんど頼らずに生きてきたので、この抗がん剤を身体に入れるということがとても怖くて不安でした。
20年ほど前、母が抗がん剤治療をしていた時、副作用が辛くて辛くて、日常生活が送れず、こんなふうに生きるくらいならもうやめる!と、治療をやめてしまった過去があり、
(その半年後に他界しました。)
余計に不安が大きかったのです。
治療が始まったら、もうお酒は飲めないし美味しくご飯も食べられないかも!
それにどうせ気持ち悪くなるなら二日酔いってことにしよう!
…と、1回目の治療前夜は兄姉とたらふく呑んで食べて、呑み納めの会をして挑みました。
(手巻き寿司🍣✨)
しばらく体調不良で寝込んでしまうかもしれないので、これ以上は隠し切れないなぁ、と息子にもこのタイミングでようやくカミングアウト。
知的障害のある息子に、どこまで理解できているのかはわからないけれど、
「ボクがお母さんを守る!」
と言ってくれました(о´∀`о)
(守ってね❤️)
そんなこんなで挑んだ1回目。
外来治療室では点滴で薬を入れている2時間ほどの時間に、看護師、薬剤師、栄養士と次々と人がきて、寝る暇もほとんどないくらい。
(二日酔いだったから寝たかった…(^^;;)
看護師さんはとても優しくて、体調のことなどいろいろ聞いてくれたし、1番よかったのは薬剤師さん。
めちゃくちゃ親切丁寧に、薬の説明、副作用の出方や対処法などをわかりやすく話してくれて、先の見通しがもててかなり不安が軽減できました。
私の癌タイプは乳がんの中でも1番多いタイプなので、薬も治療法も確立されているし、母の時代から比べたら医療はグッと進歩しているよう。
日常生活がきちんと送れるように、副作用に対する薬もあるから、心配なことはなんでも言ってね、ととても頼りになる薬剤師さん❤️
こうなったら、この薬に、医療の進歩に感謝して受け入れて、私の癌をやっつけてもらおう!と向き合うことができました。
抗がん剤の副作用についてはまた次回〜
つづく。
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