【子宮頸部円錐切除術】


たまたま2ヶ所に見つかった癌、前回記述の通り、乳ガンに対しては抗がん剤をやることになったので、その前に子宮の方を先に終わらせるべく、婦人科に相談。

(抗がん剤を始めると半年間は手術などができないそうで。)


ひとまず子宮に関しては上皮内の早期癌なので、子宮を温存することができるかもしれないとのことで、頚部病巣周囲を円錐状に切り取って、どの程度浸潤しているかを調べるための検査的な手術が必要ということ。


いやいや、

それでやっぱり取ったほうがいいね〜、という結果になって、また再度手術するなんて大変すぎるから、もう役目は終わっているし、はじめから取っちゃってください!!

とお願いするも、そこまで現段階ではできないんですよね〜と、、、(;)


で、2週間後に23日の入院手術が決まりまして。


この時はまだ身近な家族以外には知られたくない!

息子にもなんと言ったらいいかわからない!と言った状態。


ちょうどお盆でサロンは1週間夏休みにしていたので、お客様は問題ない。


けど息子、どうする?


私が2泊も家を空けたことなどなく、夏休みの旅行の予定もある。


家族会議の結果、姉兄が旅行に連れて行ってくれて、私は仕事で一緒に行かれないという設定にしてもらうことに。


そして、みんなを旅行に送り出した後、私は地域の病院に1人旅することとなりました。


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↑息子画伯作



入院は朝10時。

コロナ感染対策で家族は病棟には入れないので夫とは入り口でお別れ。

それから病棟の説明などが終わればその日は自由だし、昼食夕食も普通に出てくるので本当にホテルに来た感覚くらいにフリー。


辛かったのは翌朝。

慣れないベッドと緊張でろくに眠れなかったのに、6時前に起こされ、人生初の浣腸。

それから30分、トイレにこもって冷や汗をかきながら腹痛との戦いでした。


介護のお仕事で自力排便できない方が日常的に浣腸しているのを知っていたので、こんなにも苦しいものだとは知らず、、、死ぬかと思った。


手術室には自分で歩いて入室。

ドラマで観るような手術室がいくつもあり、ちょっと社会科見学の気分。


以前父がお世話になった看護師さんが手術の担当で、おしゃべりしながら服を脱ぎ横になって、、、

気づいた時には眠っていました〜


そして朦朧とした状態で目を開けると病室に戻るところ。

夫の顔が見えたような気がするけれどよく覚えてなくて。


ちゃんと意識が戻った時は、足にマッサージ機をつけられて管がいろいろついて身動きとれず、自分の身体なのに自分でないような、初の全身麻酔で身体が朦朧としているような。


そして、動いていいのか分からず、ただただジッと横になり朝を待つことの苦痛。


比較的簡単な手術とはいえ、かなり辛かった!

私にとってはすべてが初めての経験。

病気の治療に耐えてきた人々の気持ちが、少しわかった初入院でした。


でも本番はこれから



つづく。